2009/05/02 10:15:46
GWの初日に
観光地に自転車で来て、
一人ボーっとするのって気持ちいいですね。
ことの始まりは、これ。
一度失敗したときの「再挑戦」の気持ちが
心にずうっと引っかかっていたからです。
といっても箱根。
なかなか簡単にいける場所ではありません。
「距離的に」というよりかは、「時間的に」。
家族を放ったらかしにして行けるほどの
勇気はありません(笑)。
そう思えば思うほど
「時間があったら再挑戦したい!」
と言う気持ちがどんどん高まっていました。
そこに来て、
「2日の午前中、幼稚園ママの集まりがあって、
子ども二人連れて行くけど、一緒に行く?」
の家内の誘い。
「箱根行ってきてもいい?」
と返事してしまいました(笑)。
と言うわけで、
家族がまだ寝ているうちに、と
朝五時に出発。
この時期、五時にはもう日が昇っています。
今回の目的地は箱根。
目標は
◎絶対に歩かない。
全ての行程を自転車で走りきる。
です。
そのための作戦は以下の通り。
1.箱根に着くまでは、極力省エネ。
足を無駄に使うことなく進む。
心拍数も出来るだけ上げない。
2.サドルを少し下げる。
前回、足がつってしまった原因には
サドルの高さもあるかもしれないので、
2ミリほど下げておきました。
3.上りの左コーナーはなるべくアウトコースを通る。
交通安全には気をつけたうえで、
可能ならばアウトコースを通り、足への負担を減らす。
4.インナーパンツは履かない?
パッドの厚み分、サドルが高くなるようなものなので。
「その分、さらにサドルを下げれば?」と言う心の声は黙殺(笑)。
5.なるべく休憩を入れて足をつらせない!!
いったんつると、私の足は本の小さな刺激でも再びつることが多いです。
なので、つってしまう前に何度も休憩を入れて、
だましだましで、何とか乗り切ろう作戦。
と、まあ、とにかく今回は上りきりたいわけです。
自転車オンリーで。
<軽食>
1時間半ほど走って、初めて休憩。
朝、家で昨夜の残りの柏餅を食べてはきたが、
早めに栄養を取ることで、
体への負担を減らそうかと。
時間が早いせいか、
まだローディの姿はあまり見かけません。
GW初日と言うことで渋滞も心配していましたが、
小田原に入るまでは大して交通量も多くありませんでした。
心拍数は無駄に上げません。
自宅を出て小田原市内に入るまで3時間ほどかかりましたが、
その間、心拍数が120以上に入った時間は
3分もありません(笑)。
ほとんど、寝ぼけた幽霊のように
淡々と走ってきました。
<箱根旧道入り口セブン>
そんなこんなで旧道の入り口にたどり着きました。
ここでも軽く休憩&補給です。
「塩をなめると足がつりにくい」
とどこかで聞いたので?
梅のあめも購入。
これとってもすっぱい!!
写真には写っていませんが、
アクエリアスと水も購入。
さて、上り始めますか!!
前回の惨敗から一月と少し。
今回こそは!!と意気込みます。
<畑宿で休憩>
前回は、観光客が沢山いたことで少し敬遠してしまった畑宿。
今回は誰が、どれだけいようが休憩に立ち寄ります。
ここで無理して休まずに進んで
足がつってはもともこもありません。
前回はここを通過してすぐのところで足がつりましたから(笑)。
汗だく&乱れた呼吸で休憩していると
見るからに走りなれた格好のローディが。
どうやらパンクのよう。
でも、リムからテープのようなものをはがしているところを見ると
私のクロスバイクと違って、チューブラータイヤの様子。
手伝えることはなさそうです。
それに、見るからに経験値は向こうが上の様子。
私なんぞがしゃしゃり出る余地は1mmもございません。
その方は、多少首をひねりつつも、再び上り始めました。
手伝えなくて申し訳なく感じつつも、
その間私はずっと太ももとふくらはぎをマッサージ。
トントントン・・・と、刺激し続けていました。
その方が行ってしまってから少したって
私も再スタート。
休憩のおかげか、
前回の悪夢はよみがえりません。
ミニバンの屋根に
子供用と思われる小さいロードを二台ほど積んだ車に抜かされるとき
「がんばってください!!」
と、窓から子どもたちに声援を掛けてもらう。
休憩直後だけに涼しげな私(笑)。
かといって手は離せないので、
笑顔で返事。
嬉しかったなぁ。
すると、前方に先ほどのローディ。
やはりトラブルの様子。
「こんにちは。」
と声をかけ様子を聞くと、
やはりタイヤのトラブル。
タイヤを固定するセメントだかテープだかの予備を持ち合わせてなくて
タイヤがずれてしまうとのこと。
申し訳ないけれど、
私はそれらを持ち合わせておりませんでした。
「力に慣れなくてすみません。」
と挨拶をして、先に進みました。
しかし、さすが箱根。
一度来たことがあるからといって
楽なところでは全然ありません。
前回はいっぱいいっぱいでいたところに
足がつるという追い討ちをくらい
とぼとぼ歩いたのですが、
今回は少し余裕を持ちながらの登攀とはいえ
やはり坂がきつい!!
心拍数は上がりっぱなし。
呼吸は乱れまくり。
足はパンパン。
そして、
ふとあの感覚が!!
左ふくらはぎにその兆候が突然姿を見せました!!
迷わず休憩(笑)。
ちょうど良い木陰のある路肩でした。
今回は絶対につるわけにはいきません。
車がどれだけ通過しようが、
ハイカーが何人通過して行こうが、
私は自分の足だけを最優先して休憩(笑)。
確かもうすぐ甘酒茶屋だな、なんて考えながら
走り始めます。
すると、すぐに甘酒茶屋。
ついさっき休んだばっかりなので
「ま、いっか。」
と休憩をとばします。
また多少のアップダウンをこえて、
お玉が池もこえると、、、、
いきなりの下り坂!!
これは見覚えのある坂。
芦ノ湖まであとは下るだけ!!
一気に元気が出てきます。
そして、達成感が徐々に湧き上がってきます!!
<到着!!>
上り始めて1時間強。
ようやく足の湖畔に到着です。
今回の目的地。
目標どおり、途中怪しい場面もありましたが、
一度も足をつらずに
一度も歩かずに箱根を登りきりました!!
うららかな日差しと、
成し遂げた達成感と、
心地よい疲労感とで、
ここで一眠りしたい気分。
しばらく湖のそよ風に当たりました。
<缶コーヒーで糖分も補給>
しかし、ここでのんびりしながらも
頭の中ではある考えが2つ浮かんできました。
まずは、今回の箱根で、
今までの最長距離を走ることになると言うこと。
片道だけで60km以上走ってきていますので
帰り道をあわせると120km以上になる計算です。
これは嬉しいこと。
自分の自転車生活の中での新たな記録となります。
そしてもう一つ。
走りながらも気づき始めていたのですが、
あまりの激坂に脳が勝手に黙殺していた考え。
「あれ、家につく時間何時だ?!」(笑)。
当初、午前中に帰宅する予定でした。
家内の幼稚園ママの集まりは10~12時。
それまでに帰宅するつもりで、
朝4時出発を計画していました。
「往復で8時間あれば大丈夫だろう。」と。
朝少し家事をしてから出た関係で、
1時間遅れの出発となりましたが、
時計を見ると10時を過ぎています。
どう考えても、あと2時間弱で横浜には戻れません(笑)。
というか、13時にも戻っていないんじゃ・・・?
足の湖畔に着くまで5時間かかっているのです(笑)。
箱根を登りきるのに1時間強。
たとえ30分で下ったとしても、
あと4時間は家に着かない計算?!
「計算間違えたかな?」
と常にハテナマークが頭の中をいったりきたりでした(笑)。
箱根の下りはスピードが乗ること乗ること。
あっという間に下っていきます。
あまり調子に乗りすぎると
ガードレールを突き破ってしまいそうなので
ブレーキコマめにかけて慎重に下りました。
下ってから、1号線に戻ると、
車の渋滞がひどかったです。
やはりGW初日。
箱根のふもとから始まった渋滞は、途中なんどか流れてはいたものの、
茅ヶ崎付近まで断続的に続いていたように思います。
小田原からの帰路の長いこと長いこと(笑)。
いつまでたっても藤沢にたどり着きません。
その間にも時間はどんどん過ぎていってしまいます。
途中、吉野家で牛丼並み盛りを食べ、
さらに、平塚あたりで補給です。
家内にも電話。
「時間の計算間違ってたみたい。」(笑)。
藁って許してくれる家内に感謝です(笑)。
そんなこんなで箱根往復完了。
サイコンによると、
138.06km
6時間52分25秒
の旅でした。
満足満足。
次は、ヤビツか宮ケ瀬に行ってみたいですね。
新たなモチベーションが生まれてきました。
ただし、やっぱり、レーパンははくべきでした。
途中からしりが痛くて痛くて(笑)。
観光地に自転車で来て、
一人ボーっとするのって気持ちいいですね。
ことの始まりは、これ。
一度失敗したときの「再挑戦」の気持ちが
心にずうっと引っかかっていたからです。
といっても箱根。
なかなか簡単にいける場所ではありません。
「距離的に」というよりかは、「時間的に」。
家族を放ったらかしにして行けるほどの
勇気はありません(笑)。
そう思えば思うほど
「時間があったら再挑戦したい!」
と言う気持ちがどんどん高まっていました。
そこに来て、
「2日の午前中、幼稚園ママの集まりがあって、
子ども二人連れて行くけど、一緒に行く?」
の家内の誘い。
「箱根行ってきてもいい?」
と返事してしまいました(笑)。
と言うわけで、
家族がまだ寝ているうちに、と
朝五時に出発。
この時期、五時にはもう日が昇っています。
今回の目的地は箱根。
目標は
◎絶対に歩かない。
全ての行程を自転車で走りきる。
です。
そのための作戦は以下の通り。
1.箱根に着くまでは、極力省エネ。
足を無駄に使うことなく進む。
心拍数も出来るだけ上げない。
2.サドルを少し下げる。
前回、足がつってしまった原因には
サドルの高さもあるかもしれないので、
2ミリほど下げておきました。
3.上りの左コーナーはなるべくアウトコースを通る。
交通安全には気をつけたうえで、
可能ならばアウトコースを通り、足への負担を減らす。
4.インナーパンツは履かない?
パッドの厚み分、サドルが高くなるようなものなので。
「その分、さらにサドルを下げれば?」と言う心の声は黙殺(笑)。
5.なるべく休憩を入れて足をつらせない!!
いったんつると、私の足は本の小さな刺激でも再びつることが多いです。
なので、つってしまう前に何度も休憩を入れて、
だましだましで、何とか乗り切ろう作戦。
と、まあ、とにかく今回は上りきりたいわけです。
自転車オンリーで。
<軽食>
1時間半ほど走って、初めて休憩。
朝、家で昨夜の残りの柏餅を食べてはきたが、
早めに栄養を取ることで、
体への負担を減らそうかと。
時間が早いせいか、
まだローディの姿はあまり見かけません。
GW初日と言うことで渋滞も心配していましたが、
小田原に入るまでは大して交通量も多くありませんでした。
心拍数は無駄に上げません。
自宅を出て小田原市内に入るまで3時間ほどかかりましたが、
その間、心拍数が120以上に入った時間は
3分もありません(笑)。
ほとんど、寝ぼけた幽霊のように
淡々と走ってきました。
<箱根旧道入り口セブン>
そんなこんなで旧道の入り口にたどり着きました。
ここでも軽く休憩&補給です。
「塩をなめると足がつりにくい」
とどこかで聞いたので?
梅のあめも購入。
これとってもすっぱい!!
写真には写っていませんが、
アクエリアスと水も購入。
さて、上り始めますか!!
前回の惨敗から一月と少し。
今回こそは!!と意気込みます。
<畑宿で休憩>
前回は、観光客が沢山いたことで少し敬遠してしまった畑宿。
今回は誰が、どれだけいようが休憩に立ち寄ります。
ここで無理して休まずに進んで
足がつってはもともこもありません。
前回はここを通過してすぐのところで足がつりましたから(笑)。
汗だく&乱れた呼吸で休憩していると
見るからに走りなれた格好のローディが。
どうやらパンクのよう。
でも、リムからテープのようなものをはがしているところを見ると
私のクロスバイクと違って、チューブラータイヤの様子。
手伝えることはなさそうです。
それに、見るからに経験値は向こうが上の様子。
私なんぞがしゃしゃり出る余地は1mmもございません。
その方は、多少首をひねりつつも、再び上り始めました。
手伝えなくて申し訳なく感じつつも、
その間私はずっと太ももとふくらはぎをマッサージ。
トントントン・・・と、刺激し続けていました。
その方が行ってしまってから少したって
私も再スタート。
休憩のおかげか、
前回の悪夢はよみがえりません。
ミニバンの屋根に
子供用と思われる小さいロードを二台ほど積んだ車に抜かされるとき
「がんばってください!!」
と、窓から子どもたちに声援を掛けてもらう。
休憩直後だけに涼しげな私(笑)。
かといって手は離せないので、
笑顔で返事。
嬉しかったなぁ。
すると、前方に先ほどのローディ。
やはりトラブルの様子。
「こんにちは。」
と声をかけ様子を聞くと、
やはりタイヤのトラブル。
タイヤを固定するセメントだかテープだかの予備を持ち合わせてなくて
タイヤがずれてしまうとのこと。
申し訳ないけれど、
私はそれらを持ち合わせておりませんでした。
「力に慣れなくてすみません。」
と挨拶をして、先に進みました。
しかし、さすが箱根。
一度来たことがあるからといって
楽なところでは全然ありません。
前回はいっぱいいっぱいでいたところに
足がつるという追い討ちをくらい
とぼとぼ歩いたのですが、
今回は少し余裕を持ちながらの登攀とはいえ
やはり坂がきつい!!
心拍数は上がりっぱなし。
呼吸は乱れまくり。
足はパンパン。
そして、
ふとあの感覚が!!
左ふくらはぎにその兆候が突然姿を見せました!!
迷わず休憩(笑)。
ちょうど良い木陰のある路肩でした。
今回は絶対につるわけにはいきません。
車がどれだけ通過しようが、
ハイカーが何人通過して行こうが、
私は自分の足だけを最優先して休憩(笑)。
確かもうすぐ甘酒茶屋だな、なんて考えながら
走り始めます。
すると、すぐに甘酒茶屋。
ついさっき休んだばっかりなので
「ま、いっか。」
と休憩をとばします。
また多少のアップダウンをこえて、
お玉が池もこえると、、、、
いきなりの下り坂!!
これは見覚えのある坂。
芦ノ湖まであとは下るだけ!!
一気に元気が出てきます。
そして、達成感が徐々に湧き上がってきます!!
<到着!!>
上り始めて1時間強。
ようやく足の湖畔に到着です。
今回の目的地。
目標どおり、途中怪しい場面もありましたが、
一度も足をつらずに
一度も歩かずに箱根を登りきりました!!
うららかな日差しと、
成し遂げた達成感と、
心地よい疲労感とで、
ここで一眠りしたい気分。
しばらく湖のそよ風に当たりました。
<缶コーヒーで糖分も補給>
しかし、ここでのんびりしながらも
頭の中ではある考えが2つ浮かんできました。
まずは、今回の箱根で、
今までの最長距離を走ることになると言うこと。
片道だけで60km以上走ってきていますので
帰り道をあわせると120km以上になる計算です。
これは嬉しいこと。
自分の自転車生活の中での新たな記録となります。
そしてもう一つ。
走りながらも気づき始めていたのですが、
あまりの激坂に脳が勝手に黙殺していた考え。
「あれ、家につく時間何時だ?!」(笑)。
当初、午前中に帰宅する予定でした。
家内の幼稚園ママの集まりは10~12時。
それまでに帰宅するつもりで、
朝4時出発を計画していました。
「往復で8時間あれば大丈夫だろう。」と。
朝少し家事をしてから出た関係で、
1時間遅れの出発となりましたが、
時計を見ると10時を過ぎています。
どう考えても、あと2時間弱で横浜には戻れません(笑)。
というか、13時にも戻っていないんじゃ・・・?
足の湖畔に着くまで5時間かかっているのです(笑)。
箱根を登りきるのに1時間強。
たとえ30分で下ったとしても、
あと4時間は家に着かない計算?!
「計算間違えたかな?」
と常にハテナマークが頭の中をいったりきたりでした(笑)。
箱根の下りはスピードが乗ること乗ること。
あっという間に下っていきます。
あまり調子に乗りすぎると
ガードレールを突き破ってしまいそうなので
ブレーキコマめにかけて慎重に下りました。
下ってから、1号線に戻ると、
車の渋滞がひどかったです。
やはりGW初日。
箱根のふもとから始まった渋滞は、途中なんどか流れてはいたものの、
茅ヶ崎付近まで断続的に続いていたように思います。
小田原からの帰路の長いこと長いこと(笑)。
いつまでたっても藤沢にたどり着きません。
その間にも時間はどんどん過ぎていってしまいます。
途中、吉野家で牛丼並み盛りを食べ、
さらに、平塚あたりで補給です。
家内にも電話。
「時間の計算間違ってたみたい。」(笑)。
藁って許してくれる家内に感謝です(笑)。
そんなこんなで箱根往復完了。
サイコンによると、
138.06km
6時間52分25秒
の旅でした。
満足満足。
次は、ヤビツか宮ケ瀬に行ってみたいですね。
新たなモチベーションが生まれてきました。
ただし、やっぱり、レーパンははくべきでした。
途中からしりが痛くて痛くて(笑)。
PR