夕方四時頃、うちの課の副部長が言いました。
「今日は、定時退勤の日だから。」
「万が一、遅くまで残るとしても、８時から８時１０分までは消灯を
　上から義務付けられているから気をつけてね。」
と。

そういえば今日は七夕。
家内も確か、そんなイベントがあるということを以前言っていたような。。。

そして、気づくと７時半。
定時に帰る人続出で、
周りを見ると自分一人。
そろそろ帰ろうかなと職場を出ようとしたら、
「あ、もうすぐ８時だ。」
と気づきました。

もしかして、帰り道の途中で、
道すがらの家がみんな消灯する瞬間に立ち会えるかも。
そうしたらかなり幻想的な気分になるかなぁと期待の気持ちがわいてきました。

そしてあっという間に７時５５分。
もうすぐ、もうすぐ。
と思って周りを見ても、
あんまり消灯の気配はしません。
うーん、あんまり認知されていないのかなぁと
少し悩みましたが、
すぐそばに旭区役所がありました。

「お役所なら、８時になると同時に消灯するだろう。」
と。








え？
８時過ぎているよね？

というわけで旭区役所は消灯されませんでした。

こうなってくると、
よく分からなくなってきます。
とりあえず家路に戻りますが、
普段そんなに他人の家の電気点灯具合など全然見ていないものだから、
今日の状態が電気消灯している状態なのか、
いつもとおんなじ状態なのか、
さっぱり分かりません。

なんだか狐につままれたような気分で
結局自宅に戻ってきました。

自宅では家内がちゃんと消灯して
家の中で一番小さな電球だけをつけてニコニコしていました。

我が家はちゃんと参加していました。



後で調べたら、
洞爺湖サミット開催に合わせて行っているイベントだったのですね。
http://www.do-summit.jp/candle/